赤富士に誓う。
生まれてはじめての赤富士を拝む。母や父への感謝が薄れ、自己中心になりがちであった自分に鞭を入れようと富士山での研修に挑む。
毎日のように午前様で帰ってきた父。想い出は休日の食道園(焼肉)と白浜旅行(いつもお客さんの家族と一緒であった)
よく思えば父の姿はいつもお客様と社員と家族を想った姿であった。
母は30名の社員の朝・昼・夜の食事と洗濯(みな寮住まいであった)休む間もなく働いた。
30名の洗濯物は階段で3階の屋上に毎日干していた。
そんな父母を尻目に私学の高校、大学で剣道・遊びに明け暮れた。ただ黙って甘やかしてくれた。冷蔵庫を開ければそこに何でもあり食べ続け、のみ続け肥満体なった。
「人生が二度あれば」
井上陽水の歌が流れたとき自然に涙がこぼれた。
えらそうなことをいうよりもまず後姿を見せよう。眼前に全力を尽くそう。まず動きそして考えよう。
答えはおのずと見えてくる。